Excelで栽培記録管理

一日中冷たい雨の降る日でした。
苗のお世話以外は家でダラダラと過ごすつもりでしたが
農業大学校で研修した際に教わった「畑に植える株数や肥料、農薬散布量の計算」をExcelで簡単にできるように作った「栽培記録カード」の改良をやることにしました。

このExcelシートを作った当初はすべての作物の管理をパソコンでやるイメージだったのですが、実際に作業を始めてみると圃場にパソコンを持ち込んで作業するわけでなし、軽トラに積み込んだノートに手書きで記録をして夜にパソコン入力ということになり、いつの間にかまったく使わなくなってしまいました。
就農5年目を迎え、計画・実施・検証・改善のサイクルをもっとしっかり実行するためにも、改めてこのExcelシートを活用しようと思い立ち、使い勝手の悪い部分を改良することにしたのです。

全体像はこんな感じです。
(以下すべての画像はクリックすると多少大きな画像が見られます)
excel.jpg 

上の部分は、作付の基本情報や種まきの情報です。
excel_top.jpg
①作物に関する情報(作物名、品種名、作付面積)
 作付面積は②の情報から自動計算されます。
②栽培条件に関する情報(畦間、株間、畦長、条数、植付け株数、総畦数)
 畦長と株間、総畦数から植付け株数を自動計算します。
 畦長と畦間、総畦数から①の作付面積が計算されます。
③育苗に関する情報(セルトレイサイズ、発芽率、播種数、セルトレイ数)
 セルトレイの穴数と発芽率(というより最終的に定植可能な株の割合)を入力することで、②の植付け株数から播種数と必要なセルトレイの枚数を自動計算します。
④作型・管理作業日程
 この辺は、作業計画・記録用に用意しています。

中段は肥料に関する情報です。
excel_naka.jpg 
肥料名は別シートに登録されていてリスト選択できるようにしていて、肥料名を選ぶと成分量(窒素・リン酸・カリ)が自動入力されます。
10aあたりの施肥量を入力すると、①の作付面積を参照して投入量が自動計算されます。
肥料1袋の容量も登録しているので、必要な肥料の袋数も自動計算します。

下段は防除(農薬)に関する情報です。
excel_btm.jpg 
ここはまだ検討の余地ありです。
農薬の場合は、液剤(水で希釈して散布するもの)と粒剤・粉剤(そのまま散布するもの)があったり、液剤の希釈倍率や総散布回数、収穫前何日まで使用できるかなど、自動化するための値がいっぱいあるので、現状は10aあたりの散布量を基準に作付面積に対し必要な水と薬液の量を計算する部分のみ自動化しています。
また時間が空いた時に、この部分はじっくりと考えてみる予定です。

久しぶりにExcelの関数とかいじりましたが、すっかり忘れてしまっていて調べたりしながらの作業だったので結構時間かかっちゃいました。
会社員時代に身につけたスキルを今の仕事に活かすことは他の農家さんとの差別化につながる事もあると思うので、時折はこうして昔の技を磨きなおす時間も大事かなーなんて思ったりもしてます。

はやくお天気回復してほしい!

ではまた。

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ブロッコリーの定植

昨日今日は日差しもたっぷり、風はやや強いものの農作業日和のお天気でした。

この良いお天気の間に、第1回目のブロッコリーの定植(植付け)をやりました。
今回植え付けるのは2月16日に種まきをした苗です。
まだ畑が十分に乾いていませんので、定植機を使わず手で植えます。

この「手作業での植付け」に欠かせないのが、これです。
20170326_01.jpeg 
「なかよしくん」
様々な苗の植え付けから、株間への追肥作業など幅広く活躍する便利な道具です。
「ハンドプランター」と言われる機械らしいのですが、なんで「なかよしくん」なのかは知りません。

この「なかよしくん」を畦にグサッと差します。
20170326_02.jpeg 
で、上のオレンジ色の苗投入口に投げ込みます。
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ハンドルのレバーを握って、「なかよしくん」を引き抜くと植え付けられます。
20170326_04.jpeg 
「グサッ」「ポイッ」「ガチャッ」の繰り返しを延々続けます。
まだまだ寒い新潟市。あまり小さな苗を植え付けると寒さにやられてしまうので、かなり大きくなった苗を植え付けます。
20170326_05.jpeg 
で、こんな風に植え付けが完了します。

植付けが終わったら、保温のための被覆材で苗を覆います。
20170326_06.jpeg 
これでブロッコリー苗の植え付け作業は完了です。4月下旬頃まで被覆で保温し、生育に合わせて追肥を行って5月の中旬頃からの収穫になります。

春ブロッコリーは、暖かくなるとモンシロチョウが葉っぱに卵を産み付け、アオムシがブロッコリーの葉っぱをムシャムシャと食べてしまうので、どうしても防除はしなくてはなりません。
効果的な防除のためにも暖かくなってくるとこまめな観察が欠かせません。

またしばらくお天気が悪くなってしまいそうです。
まだまだ春作業は始まったばかり。
明日はのんびりと種まきなんかをしつつ過ごす予定です。

ではまた。


ハウス作業な一日

今日から晴れが続くと思いきや、風が強くにわか雨も時折降る寒い一日でした。
朝、畑に出ましたがあまりの風の強さに家に戻り、ハウスでの作業をすることにしました。


保留になっていたナスの種まき。


新潟は「十全ナス」をはじめ在来種のナスが数多くあり、ほとんどの農家が自家消費用にナスを育てています。新潟県のナスの消費量は平成27年の家計調査で全国2位ですが、出荷は21位です。


20170324_01.jpg 
直売所では様々な種類のナスが出荷されており、シーズンにはたくさんのナスで売り場が賑わいます。ウチは他の農家さんと差別化を図るために、炒め・蒸し・漬けと万能に使えるスタンダードな長ナスの「筑陽」を栽培しています。


20170324_02.jpg 

それと、新潟を代表するナス「十全ナス」も栽培します。


ある程度の年齢の方なら、キリン一番搾りのCMで中山美穂さんがぬか漬けを丸かじりしていたのを覚えているんじゃないでしょうか?(あのCMでは巾着ナスといってますが、概ね同じものです。)


とにかくこの十全ナスは漬物がうまい!新潟県人なら誰もが好きなナスです。


その他お天気の回復を待ちながら、パプリカ、トマト、キャベツなどの種まき。


20170324_03.jpg 

これは丸ズッキーニの種です。

キュウリ型のズッキーニがポピュラーですが、ウチはソフトボール大のまん丸タイプのズッキーニを育てています。まぁ他に栽培している人がいないことと、生食(特に浅漬けやサラダ)で美味しいという点が気に入って毎年作っています。


なかなか天候が回復しないので、ハウスの中に新たな催芽用の温床をセットしました。

以前にセットした200Vの温床は、ブロッコリーで全部使っているので、他の細々した野菜苗を育苗するスペースとして、小さな枠で100Vの温床コーナーを作りました。


20170324_05.jpeg 

就農した年に買って1年しか使わなかった「農電マット」っていう電熱線の入ったマットを断熱用の発泡スチロールの台の上にのっけます。


20170324_04.jpg 

本来は専用のサーモスタットを使うのですが、恐ろしく高い(たしか1万円オーバー)ので、熱帯魚用のヒーター(amazonで2100円)を使います。300Wまで対応で、設定温度も15~35度と育苗にはちょうど良いのでかなりお得です。



20170324_06.jpg 

苗をマットの上に並べ、ビニールで覆って完成です。


お天気も回復しないので、今日は早々に仕事を切り上げちゃいました。

明日からは、今度こそ良い天気になりそうですので、いよいよブロッコリーの植え付けです。


ではまた。

今年こそはちゃんときっちり

時折日差しもありましたが、風が強く体感的には寒い一日でした。
畑は風のおかげで少し乾きつつあります。土日はお天気も回復しそうなので、そろそろブロッコリーの植え付けもできそうです。
並行してウチのメイン品目である枝豆の受付準備も始めなくてはなりません。
そのためには、前作でつかっていたマルチ被覆をはがす作業をしなくてはなりません。
風が強い日は、はがしたマルチがバタバタと飛ばされそうになったりしますが、先の予定を考えると今日明日である程度畑をキレイにしておかないとどんどん作業が遅れてしまうので、ラジオを聴きながら黙々と片付け作業を進めました。

毎年春先に片付け作業をやりながら思うことは、
「収穫が終わる都度ちょっとずつやっておけば春先に大変な思いをしなくても済むから今年はちゃんとちょっとずつ片付けていこう。」
なんですが、いざ枝豆シーズンが始まると日々の忙しさと疲れで
「落ち着いたらやろう」
となってしまい、最終的には
「来春やればいいや」
に落ち着いてしまうんです。もう4年もこの調子なんです。

自営業だと、計画も実施もすべて自分一人の気持ちひとつなので
かなり強い意志で自分を律していかないと、すぐにグダグダになってしまいます。

ブログもそうなんですが、自分に課した課題をきっちりやり遂げるのはホント難しいです。
就農して5年目。今更ながら、改めて
「今年こそは万事ちゃんと、きっちりやる」をテーマに一年を送ろうと決意をここに表明するものであります。

中身のないネタですいません。

明日も地道な作業をがんばります。

ではまた。

枝豆の種まき その2

お天気も回復…のはずだったのに、なかなかすっきりと晴れてくれません。
先日とりあえず必要な分の畦立てをしたものの、苗はどんどん成長していくので、晴れが続いてくれないと畑が乾かず次の作業が遅れるばかりです。うーん、なかなか悩ましいけど、こればかりはどうしようもありません。


とりあえず、今日は計画通り2回目の枝豆の種まきです。

今日は2種類の種をまきます。

ひとつは、先週1回目の種まきをした極早生種の「初だるま」。

枝豆は収穫適期が4日程度と非常に短いため、1回でおおよそ4~5日で収穫が完了できる量の種をまきます。1週間ずらして2回目をまくことで収穫時は連続して収穫を続けることができるのです。

これを「段まき」と呼んでいます。(他地域でも「段まき」っていうのかな?)

くろさき茶豆やぴかり茶豆は5~6回(つまり1ヶ月間)に分けて種をまいていきます。


今日の種まき、もう1種類はサカタの「おつな姫」です。

これも極早生種の枝豆で、ウチでは「初だるま」の次に収穫する品種です。


20170322_01.jpeg 

この種も初だるま同様、種子消毒処理がされているため、種は本来の豆の色ではなく鮮やかなブルーのコーティングがされています。


20170322_02.jpeg 


「初だるま」の2回目と「おつな姫」の1回目の種まきは同時にやります。

なぜなら、「初だるま」はおおむね収穫まで75日に対して「おつな姫」は80日と成長スピードに差があるからです。

昨年はその辺をよく調べずに種まきのタイミングをずらしたために、「初だるま」の収穫終了から「おつな姫」の収穫開始まで間が空いてしまい、5日ほど出荷ブランクを生じさせてしまうという失敗をしたのです。

こうした反省を踏まえて、今年は種まきスケジュールをしっかり調べて立てました。


どんな作物でも、その作目と品種の特性があり、同じ野菜でも品種が違えば育て方も違ってきます。

そのあたりをしっかりとケアしつつ、様々な野菜の成長スピードや収穫のタイミング・手間なども考慮しつつ全体の栽培計画を立てていくことはプロ農家の必須スキルです。


就農して5年目の作付。ちょっとはプロらしい作付計画で作業が進められるかな。

まぁ日々勉強です。


ではまた。
プロフィール

いからし農園

Author:いからし農園
脱サラ就農して丸5年がたちました。新潟市黒埼地区特産の「くろさき茶豆」やブロッコリーなど様々な野菜を栽培し、WEBや地元の直売所で販売しています。

野菜のご注文はこちら↓
※現在ネット通販はお休みです。

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